緑色のボール~コスモスに誓う甲子園~



どれだけ走っただろう。


猿は頭はいいけど理性を抑えられないらしい。
俺の前世は多分猿だと確信した。


見た事のない所に来てしまった。


怪しいネオンの街が左側に見え、


右側にはヤンキー達が喧嘩をしてる。



お互いの手には金属バット。




バットはそうゆうのに使うんじゃないんだけどな。




バットにはボールじゃなく血。



「坊やぁ、こんな所で何してんのかなぁ?」



声をかけられ後ろを振り向くと、いかにもヤクザっぽい人達が立っていた。



薬でもやっているのだろうか、目が変な方向に向いてる。



『お前に関係ねぇだろ。』



なるべく冷たく言い放ってこの場所から離れようと思った。



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