緑色のボール~コスモスに誓う甲子園~
「あれ?修一、流嘉ちゃんとこ行かんでええん?」
三年生が各々後輩に言葉を言った後、由伸が言った。
船木由伸(フナキ ヨシノブ)。こいつはとんでもないモンスターだ。
『え、あ…えと』
「お前引退したら告白する言うてたやん、なぁ?」
こいつは…。後輩やタメがいる前で堂々と言いやがった。
最高な奴だけど最低な奴。
『そんな大声で言うなよ馬鹿!もういい話しつけてくる!』
俺はそう言って流嘉を探しに行った。
これ以上あそこに恥ずかしくていれなかった。