密恋~貴方に触れたくて~

気持ち

この高鳴る鼓動は何だろう?

桐生さんを見ただけで、全身の血流が沸騰してしまうくらい熱くなる

甘いようで、それでいて少し苦い

そんな心の中‥‥

それが何なのか、自分でも分からない


「悠璃‥‥
 綺羅って不思議でしょ?」

「えっ?
 ぅ、うん!!
 確かに不思議かも‥‥
 ずっと私と一緒に居るか、伊集院先輩と一緒に居るのに、何で小乃葉達と友達になれたのかな~って‥‥」

「やっぱり!!
 実は、いきなり声をかけて来たんだよねぇ~
 友達にならない?って‥‥
 私等って、こんな成りしてるから周りから敬遠されちゃうんだよね~
 でも、綺羅ってそう言うの気にしないって言うか‥‥
 あれは只者じゃないね!!」


大きな口を開いて豪快に笑う小乃葉

確かに只者じゃないかも‥‥

でも、綺羅のお陰で私は沢山の友達が出来たんだし、綺羅の積極的な性格には憧れる

言いたい事や、思ってる事を素直に口に出せる綺羅

伊集院先輩にだって、はっきり言いたい事を言ったりして、時には激しい喧嘩をし合ったりして、こっちが大丈夫かと心配しちゃう所があるけど、それでも二人は凄く仲が良い

そんな綺羅には驚かされる事が沢山あるけど、本当に素敵な女性だと思ってしまう

同姓から憧れられる

そんな女性は、本当に素敵だ

まさに綺羅は、同姓からも男性からも好感を持たれる女性

私も頑張らなきゃって思うんだけど、自分で思ってる程、人間そんな簡単には変われないよね


「サークルって言えば、何のサークルに入るの?」

「サッカー愛好会?って言ってたけど‥‥」

「けど?」

「飲み会のサークルみたい」

「「「はぁ?」」」


莉子の言葉に返答をするなり、3人から驚きの声が上がった


「飲み会のサークルって、お酒飲めるの?」



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