密恋~貴方に触れたくて~
折角、こんな私と一番に仲良くなってくれた綺羅

そんな綺羅に隠し事はしたくなかったけど、伊集院先輩には知られたくなくて言い出せなかった

やっと話せるチャンスだったのに、今日はシフトに入っていた人が体調が悪いみたいで、交代で仕事に行く事になっている

こんな時に、なんてタイミングが悪いんだろう‥‥


「悠璃、バイトが終わるの何時?
 終わるの待ってるから、一緒にお茶でもしようよ
 確か、たまプラの駅から近いんだよね?
 帰りは幹太に迎えに来てもらうから、確かたまプラの駅近くにLeaf・cafeってあったよね?
 ケーキが絶品だって噂のお店♪
 そこで時間を潰して待ってるよ!!」


綺羅の優しさが胸に染みる

そう言えば、綺羅に美咲ちゃんを紹介してなかったから美咲ちゃんを紹介したいなぁ~

アルバイトに行ったら、美咲ちゃんも誘ってみようかぁ~

なぁ~んて思いながら、私は綺羅と一緒に校舎を後にした

お洒落なLeaf・cafe

巷では、ミルフィーユとチョコレートケーキが絶品かお店

内装もアンティークになっていて、とても静かなお店

そんなお店に、私は週に一度は足を運んでいる

お目当てはミルフィーユにタルト、チョコレートケーキにウィンナーコーヒー

ちょっとお値段は高めだけど、あまりにも絶品だからお値段にも納得している


「アルバイト、7時から10時までたけど独りで大丈夫?」

「大丈夫だよ♪
 ケーキなら、幾らでもはいるしね!!
 それよりバイトに遅れちゃうから急ごうよ」


私の背中を押して、アルバイト先に向かう綺羅は何だか愉しそうだった

それからたまプラに到着して、綺羅はcafeに向かい私はアルバイト先に向かった

綺羅の事が心配だけど、今はアルバイトに専念

レジ打ちも、ブックカバーを最初に比べたらテキパキ出来るようになり、商品案内もスムーズに出来るようななった

何より、進歩はお客様に笑顔の接客が出来るようになった事‥‥




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