ずっと逢いたかったよ、キミに
入学
季節は春
窓を見れば桜が咲いている。
私、坂井梨華は今日から華の女子高生。
可愛いS高の制服を身に纏い家を出る。
「いってきまーす」
S高は家から電車で1時間の場所にある。
朝はニガテだから不安だけど、ワザと誰も知り合いのいない高校受けたのだからこれくらい覚悟している。
駅に着くと電車はもう来ていて、中にはそれなりの人がいた。
かろうじて座る場所を確保した私は、高校の入学祝いに買ってもらったスマホを弄る。
親友の由紀に軽くメールを打つ。
由紀とは中学校の3年間仲良くしていた。
多分これからもずっと。
いつも私を受け止めてくれる、抱き締めてくれる由紀に今まで甘えすぎていたのかもしれない。
由紀から離れるのはそれなりに覚悟のいることだったし、辛かった。
正直今からS高に行くのもかなり不安。
馴染めないかもしれない、浮くかもしれない。
それでも前に進むと決めたから。
必ず楽しいって胸張って言うために前向くよ。
窓を見れば桜が咲いている。
私、坂井梨華は今日から華の女子高生。
可愛いS高の制服を身に纏い家を出る。
「いってきまーす」
S高は家から電車で1時間の場所にある。
朝はニガテだから不安だけど、ワザと誰も知り合いのいない高校受けたのだからこれくらい覚悟している。
駅に着くと電車はもう来ていて、中にはそれなりの人がいた。
かろうじて座る場所を確保した私は、高校の入学祝いに買ってもらったスマホを弄る。
親友の由紀に軽くメールを打つ。
由紀とは中学校の3年間仲良くしていた。
多分これからもずっと。
いつも私を受け止めてくれる、抱き締めてくれる由紀に今まで甘えすぎていたのかもしれない。
由紀から離れるのはそれなりに覚悟のいることだったし、辛かった。
正直今からS高に行くのもかなり不安。
馴染めないかもしれない、浮くかもしれない。
それでも前に進むと決めたから。
必ず楽しいって胸張って言うために前向くよ。