桜の恋
「今日から体育祭の練習だってー応援の練習もあるんだって。それに、奏汰先輩いるんだってー確か3組だったけ?」


え?同じクラスだったけ?
あ、でもどうでもいいや

体育祭が5月な為、春休みから練習をしている。だから一年に応援団はいない。
応援は、毎年2年男女2人ずつ、3年団長の方が1人多い。計9名で行われる
そして、今年は団長が男子なので男子の方が1人多い


「うわっ!そこの君、危ないっ!」

え?
「う゛わっ!」
色気のない声、自分でもそう思う

「大丈夫ですか?」
「あ、大丈夫で・・・・・す」

って、え〜〜〜か、奏汰先輩!
「名前は?」
な、名前?
「え〜と、誰のですか?」
「お前だよ、俺がダンボールぶつけたのお前だし」

あー、そう言えばそうですねー

「1ー3の片岡咲妃です」

「ふーん、俺は2ー3の神崎奏汰(かんざきかなた)」
知ってまーす
「な、何て呼べばいい?」
はぁ、い?
「普通に、咲妃でいいですけど。何でですか?」
「あ、いや、俺、女子を下の名前で呼びきりする事あっても、あんましゃべんないし、名前もまともに呼ばないし」

え?何それ?
なんか、普通に嬉しいんですけど・・・・・
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