曖昧
‥‥‥今がチャンス
そっと布団から抜け出し、急いで服を身に着け影山の携帯を探した。
目的のものはテーブルの上で見つかった。
中身を確認したがそれらしきものは特に見当たらない。
なんだ嘘だったんだ。
ホッとしたと同時に体から力が抜けてしまった。
今頃酔いが回ってきた?
そのまま崩れ落ちるように佳奈は又眠りについた。
「全く寝相が悪い奴」
影山は、佳奈の体を持ち上げるとベットの上に寝かしつけた。