曖昧

 それがあの日、佳奈の方から影山に声を掛けてきた。

 意外な展開に驚いたが影山は初めて神に感謝した。

 二度と触れることを諦めていた想いを与えてもらった。

 それも直接‥‥‥悶々とした気持ちは残ったが・・・

 
  本当なら次の日の朝、気持ちを伝えるつもりでいたのに

 又前の時のように影山の手の中からそよ風のように、すり抜けて行ってしまった佳奈。

 回想御終い

 
  そんなことになっているとも知らない佳奈、

 影山と佳奈の関係は続いていく。

 
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