同居人はNo.1ホストー3ー完
そんな満里南さんを見てあたしの胸の奥が、何だか温かく感じた。
(そんな顔しないの(笑))
「満里南さんが、初めてだったんです……
こうして女と話たり、誰かとカラオケに行ったり友達が出来たの………」
あたしは、一体今……
どんな表情をしているんだろう。
(じゃあ………
あたしが、捺海ちゃんの初めての友達かっ!!
捺海ちゃんの友達1号だねっ!!)
満里南さんは、満面な笑顔を見せながら言った。
「……っ……はいっ……!」
(……笑えるじゃん。
可愛い笑顔……(笑))
飲み物を飲んでいるとボソッと満里南さんが、言ったような気がした。
「何か言いました??」
(ううん、何でもない。
さっ!!捺海ちゃん!!!!
今日は、この友達1号満里南が奢ってあげる!!
好きな物、ジャンジャン頼んで良いよ♪
今日は、お祝いだから☆)
「お祝い??」
って……何の??
意味が分からなくって首を傾げる。
(そう、お祝い♪
尚希の彼女になれたお祝いと捺海ちゃんの友達1号のお祝い♪)