同居人はNo.1ホストー3ー完
満里南さんを引きずりながら、しばらく歩いていると住宅地が見えて来た。
やっ、やっと着いたぁ~!!
「満里南さん、着きましたよ!!」
すると、満里南さんは俯いていた顔を上げて目の前にある家を見た。
(あっ、本当だぁ~)
すると、タイミングよく目の前にある家のドアが開いた。
ガチャ……
家から出て来たのは、これまた優しそうなイケメンな男でした。
(………!!満里南っ!!)
まりな………?
家から出て来た男の表情は凄く心配そうな表情をしていた。
(う~~ん………
あっ、和ちゃんー(笑))
和ちゃん…………
親しそうな呼び方をする2人。
もしかして……
「もしかして、旦那さん……ですか?」
(あっ、はい。
俺、満里南の夫の飯塚和矢です。
えっと……君は……)
「あっ、あたし……満里南さんの友達の曖芭捺海です。
その、満里南さん……お酒飲んで酔っちゃったみたいで。」
(えっ、すみません…!
ご迷惑かけて。
ほらっ、満里南……肩貸すから。)
飯塚さんは、そう言って自分の肩を
満里南に貸した。