同居人はNo.1ホストー3ー完
(まったく、満里南は……
いつも言ってるだろ?
人に迷惑かけないって。)
まるで、小さい子供に優しく注意する父親みたいに言う飯塚さん。
(ごめんごめん(笑)
捺海ちゃーん、ありがと……ヒクッ……)
「いえ……」
(じゃあ、曖芭さん。
満里南を送ってくれてありがとうね。)
飯塚さんは、優しくニッコリと微笑んで家に入って行った。
あの、2人を見ていたけど本当に仲が良さそに見える。
夫婦かぁ………
何か、あぁゆうの少しだけ憧れるな。
やっぱり、付き合ってたら結婚とかするんだよね。
ってことは、あたしとアイツも……
いつか、結婚とかするのかなぁ………
あたしは、自分とアイツが結婚をするのを想像した。
ゴーン…ゴーンー………
“スゲェー綺麗だ。
もう、これでお前は俺の奥さんだ。”
“そっ、そんな……//////
奥さんだ何て……///////”
“では、誓いのキスを……”
ただいま、あたし完全に妄想の世界入っています。
「……フフッ…フフッ……………」
考えるだけで、ニヤけてしまう。
「……………………………………」
ワアァァァァァァ!!!!
何考えてんのぉ!?
何!?奥さんって!?
でも……
いつか、あたしとアイツが結婚する時が来るのかなぁ……
そうだとしたら、正直に言って嬉しい。
けど、怖いんだ。
今は、大丈夫でも結婚して時が過ぎたら
上手くいかなくって捨てられるかもしれない。
だって、パパとママがそうだったから。
身近で見て来たから、余計に考えてしまう。
もし、結婚とかになったら………
あたしは、何て応えるだろうか。
そんなことを考えている内にマンションに到着した。