同居人はNo.1ホストー3ー完
捺海side
「…………ん…………」
重く感じる瞼をゆっくり開けるとー……
そこには、グッスリと寝ている尚希の寝顔がありました。
アレ……何で……
「……っ、痛………」
起き上がると、頭にズキっと痛みが走った。
あたしは、痛みを感じた頭を触りながら辺りを見渡す。
白いベッドにベッドとあたしを囲む白いカーテン。
見るからに、ここは……病院だろう。
ってか……何で、あたし病院なんか……
何故、病院にいるのか分からなくって必死に思い出そうとすると……
「………んっ………
アレ……お前………」
寝ているはずの尚希の声が、突然聞こえて来た。
驚いて振り向くと、アクビをしていたのか涙目になりながら顔を上げる尚希。
「お前………」
あたしと、目が合うと少しビックリした表情を見せる尚希。
そんな尚希の表情や姿を見て、あたしは感じた。
眠そうな表情にスーツの裾の部分が頬にクッキリと付き髪が、少しだけ乱れているそんな尚希の姿を見て……どれ程、尚希に心配かけたのかを………
「尚希………」