同居人はNo.1ホストー3ー完
まさか…………
「お前は、そっちの方が良い。
肝心な時に限って口に出さないのは、やめろ。
俺は、お前の外見だけで惚れたわけじゃねぇ………
お前の……全部に惚れてんだよ………」
「………っ……うん………/////////////」
あぁ………本当……尚希ってズルい。
いつもいつも、あたしのドキッとすることばかり口にする。
本当……かなわないな…………
「大丈夫だ。
俺が……お前を必ず守る。
絶対に…………」
「うん………///////////」
すると、あたしの頬を包み込む大きく温かい温もりを感じた。
昨日もキスしたばかりなのに、何故か無性に尚希とのキスが久しぶりに感じてしまう。
あたしは、ゆっくりと目を閉じて……
尚希とキスをした。
尚希のキスは、いつもより優しくって安心感を与えるキスだった。
目を閉じて尚希のキスを感じている時………尚希が、あたしに………
大丈夫だ……と言ってくれてるように感じた。
真っ暗な空に街の明かりを写している窓が、そんなあたし達を静かに写していた。