同居人はNo.1ホストー3ー完
ヤるのを拒否ったのは、コイツ。
一睡も眠れなかった原因も、コイツ。
挨拶を返さなかったのもコイツ。
だから、何と言われようとも今日の怒鳴り合い喧嘩は、あたしの方が上だってことだ!!
覚悟してよ?
今日は、とことん追い詰めて追い詰めて………
ゆくゆくは…………
フフッ…フフフフッ…………!!!!!
追い詰めて、最低男に何をさせるか考えていた悪魔なあたし。
「俺様の鼓膜が、破けるだろーが。」
あーー、すみませんでしたね。
心の中で、棒読みで謝るあたし。
「それはそれは、すみませんでしたね。
全然起きないから、最後の手段を使ってしまったんですよ。」
「そのやり方は、小学生のガキがする手段だな。」
「しょっ、しょうがぁ……!?」
こっ、コイツ~~ぅぅ!!!!!
「何よ………っ………
アンタが……アンタが……いけないんじゃん……アンタがー……!!」
グイッ……
「………んんっ………!!」
気付くと、あたしの唇は最低男の唇で塞がれいた。
すると、唇がゆっくりと離れた。
だけど、その距離は鼻と鼻が付くぐらいの距離だった。
「名前で呼べよ………」