同居人はNo.1ホストー3ー完
仕事が、終わり帰る支度をしているとー……
(ねぇ、なおちゃん。
今日、なっちゃんにプレゼント買いに行くの!?)
「ハッ?」
ロッカーから財布と携帯を出し背後にいるれおんの方を向く。
(だって、もう明日だよ?
クリスマス)
れおんの言葉にハッとした。
そうだ……俺、機嫌悪くってそんなすっかり忘れていた。
「まぁ、買うけど?」
すると、れおんは満面な笑顔を何故か見せた。
(そっかぁー!!
良かったー、きっとなっちゃん喜ぶね!!)
れおんは、その言葉だけを残し部屋を出て行った。
何で、そんな喜ぶんだ??
まっ、いっか………
俺は、店を出て自分の車に乗り込みある場所に向かった。
今は、夜中の11時ぐらい。
こんな時間だったら、普通はどこもほとんどの店は店を締めている。
だけど、ここは田舎じゃない。
夜中でも、昼間のようにほとんどの店が営業し車や人が沢山歩く……都会。
こんな時、本当……都会は役にたつ。