同居人はNo.1ホストー3ー完
捺海side
あたし……曖芭捺海は、ただいま……
ある人を待っています。
BURAKKU PURINSUの店の前で。
あたしが、待っているのは彼氏の尚希ではなく他の奴。
それはー………
(ごめん、遅くなっちゃった。
徹夜が、全然離してくれなくって)
「ううん、大丈夫だよ。
春綺君」
そう、あたしが待っていた人とはー……
春綺君なのです。
あっ、別にデートとかじゃないよ?
いやっ、本当に。
それに、あたしも尚希が暴走するようなことは避けたいし。
あたしもそこまで、馬鹿じゃない。
自分の身の危険くらい分かる。
でも………デートじゃなくても……
尚希、絶対に怒るよな……
だって、尚希さっ……春綺君のこと……
すっっごい……!!
嫌ってんじゃん。