同居人はNo.1ホストー3ー完
「俺は、まだ許した覚えはない!
俺様の許可なく別れるなんて許さねぇー!!」
あたしだって、別れたくなんかないよ。
けどね……あたしは、尚希を守る為にー……自分から引く。
ねぇ、尚希……好きだよ。
もう、尚希以外に好きになる奴なんていないと思う。
そう思うくらい……好き。
だからね……それくらい好きだから……別れるんだよ?
あたしは、振り向きたい気持ちを必死で抑え込む。
もう………これで、さよならだから。
「バイバイ……尚希……」
ガチャ……
もう、会えなくっても……話せなくても……
尚希以外の奴なんて好きにならないから。
尚希が、あたしを守ってくれたように……
今度は、あたしが尚希を守るから。
だから……最後くらい……
見届けてくれてよね。