同居人はNo.1ホストー3ー完
あたしは、頭を抱え込みしゃがみ込む。
「やめて……」
そんな、あたしを目にした尚希はー……
「おい、やめろ麗子!」
尚希が、そう言っても話すのを全く止めようとはしない高宮さん。
(捺海さんの過去……
それはー………)
ドックン……
次の瞬間……あたしの頭の中で、過去の記憶がフラッシュバックされる。
「………っ…あ……嫌……イヤァーーッ!!」
頭の中で、浮かんでいるフラッシュバックは、まるでテレビのように流れた。
ドサッ……
「捺海!?
おい……なつ……み……!!」
気付くとあたしは、地面に倒れていた。
そして、段々と視界はボヤけあたしを呼ぶ尚希の声も遠くなって行く。
あたしの意識は、そこでぷっりと消えた。