同居人はNo.1ホストー3ー完
そんな男を見向きもせずに答えるあたし。
「無理、また今度ね」
(じゃあ……捺海、今度はいつ来んだよー)
男は、拗ねた声を出し強くあたしを抱き締める。
「んー…………」
ガチャ……
すると、いきなり玄関のドアが開いた。
(龍~
今日、泊めてよぉー)
女の声がし顔を上げると、あたしの目の前には派手な女一人がいた。
(なっ、何やってんの!?
龍、その女……誰!?)
女は、そう言ってベッドに座っているあたしに指を向ける。
見るからにこの女は、あたしより年上。
きっと、この女はこの男と同い年だろう。
派手な濃いメイクをしそれに合う金髪の巻き髪に肌を露出した派手な服は、まさにギャル。
へぇー……この男は、こんな女がタイプなんだ。
そう思いながら、派手なギャル女を見つめる。