同居人はNo.1ホストー3ー完
看護士と名乗る女は、話してくれた。
ママとの関係を……
そして、何故あたしの名前を知っているのかを。
「そうなんですか……ママが、病院に……」
看護士と名乗る女が、言うにはー……
ママと看護士と名乗る女が、出会ったのは大きな総合病院。
実は、ママは病院によく頻繁に通っていたらしい。
ちなみに、その頃のあたしはまだ保育園に通っていたから六歳の頃。
ママが、病院に通う理由……それは薬を貰う為。
そう……ママは、病気だったのだ。
それも、とても重い病気に……
もちろん、その時のあたしはまだ保育園児だったから当然家にはいなかった。
パパは、仕事に行ってたからママ以外誰もそんなことは知らなかった。
だから、当然あたし達はママが仕事をし家事をしていることしか分からない。
それに、家に帰ったら帰ったらでママが重い病気になっていることに気付きにくかった。