同居人はNo.1ホストー3ー完
でも……
「怖いの……あたし。
愛されることが……愛することが。幸せに感じることが……怖いのっ!!
毎日が、不安で不安で…怖くって。明日になったら尚希がいなくなってるかもしれない!」
いつか、あたしに向けてるその真っ直ぐな瞳が
冷たい瞳を向けられるのかもしれない。
「尚希のことを信じたいし…ずっと一緒にいたい!
けど、信じられないの……信じたいけど信じられない」
もう。何もかもが怖い。
人も……世の中も……自分も……生きることも。
尚希のことを信じてないわけじゃない。
あたしだって、尚希を信じたいよ……
尚希の言葉も……強く真っ直ぐな瞳も……尚希の全てを信じたい。