同居人はNo.1ホストー3ー完
「じゃあ、何で……」
「理由は、全部話す……
何で、俺が拒否したのか。」
俺は、捺海を抱き締めながら全て話した。
捺海は、何も言わず俺の腕の中でジッと聞いていた。
「笑うなら笑えよ。
どうせ呆れてんだろ。」
「ハッ?何で呆れんの?
呆れる訳ないじゃん。」
捺海は、そう言って顔を上げ俺をジッと見つめた。
「だって、それって……
満里南さんより……好きなでしょ?
なのに、呆れる訳ないじゃん。」
そう言う捺海の瞳を見つめた。
すると、俺の手は気付くと……
捺海の頬を触っていた。
「当たり前だろーが。
バーカ。」
そう言って捺海の赤い唇に顔を近づけた。