同居人はNo.1ホストー3ー完
前に進むために






あれから……もう数日が過ぎた。





あたしの過去と本音に……ちゃんと正面を向けてくれた尚希との仲は順調に深まっている。






あの日の夜……あたしは、泣き疲れて尚希の腕の中で寝てしまった。





そして、あたしが目を覚ますと……隣にはあたしを抱き締めたままベッドでぐっすり寝ている尚希がいた。





きっと、あたしは安心したんだろう。





今までの過去と自分にちゃんと向き合えた。尚希に本音で言えるようになった。






それに……尚希の匂いや温もりに包まれていたから尚更。






今でも、あたしの体には……あの時。尚希が抱き締めてくれた感覚がハッキリと残っている。






そんな数日前のことを思いだしながら、あたしは台所に立ちお昼ご飯を用意する。






今日。尚希は仕事が休みだから一日家にいる。







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