同居人はNo.1ホストー3ー完







心臓が、ドキドキしながらも平常心に振る舞うあたし。






「ピーマン嫌い。乗せないでよ……」






「ダメ。アンタ、もう大人なんだからピーマンぐらい食べなよ」






「えー……ヤダ。まだ大人じゃないもーん……」





ったく。お前は本当に子供か。




21歳にもなって、何言ってるんだか……





「十分、大人でしょ?


ほら。お昼ご飯できたから顔洗って来て」





あたしが、そう言うと尚希はスッと離れて洗面所に向かった。






ハァー……なんか一気に疲れたきがするのは、あたしだけ??






本当、もう。尚希の寝起きの子守りは大変だ。






けど、洗面所に向かったから暑苦しい子守りは 終わり!





だって、尚希は起きてから顔を洗うとー………





ガチャ………






「あっ、尚希。顔ちゃんと洗って来たの?」






「………あ?俺様にそんなガキみたいな扱すんなよ」






可愛い猫から狂暴で飢えた獣に変貌するんです。






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