同居人はNo.1ホストー3ー完
あの可愛いらしい光景が、見れるのは寝起きと熱があるときだけ。
それ以外は、もう猛獣だ。
一瞬にして変わるこの変貌ぶりは、一体なんなんでしょーか!?
おまけに、寝起きの時の記憶はうっすらとしか覚えていないらしい。
尚希は、子供扱いをされたのが嫌だったのか不機嫌そうな表情をしながら椅子に座る。
「じゃあ。食べようか!いただー……」
「おい。なんだコレは。ピーマンは、あれほど出すなって言っただろーが」
あたしが、両手を揃えて挨拶しようとすと口を挟んで来た尚希。
そんな、尚希にあたしがとった行動はー……
「……えぇ?なんで、尚希。ピーマン好きでしょ?♥」
ニコッ……
あたしは、満面な笑顔を浮かべながら尚希に言う。