同居人はNo.1ホストー3ー完







一瞬。まさかと思ったが女の言った言葉とアイツを重ねると全て重なり合う。






俺の頭の中によぎったもの………それはー……






“麗子”がいる。直ぐ近くにいるーー






そして、店の近くと言うことは……探しているのは間違いなく俺だ。






捺海ならマンションに行くはず。





もし、本当にそれが麗子ならー……







(……き…なお……尚希!どーしたの??)






耳元で騒ぐ女の声で、遠くに行っていた意識が戻る。






隣にいる女を見ると頬を膨らませ上目使いで、俺を見つめていた。






フンッ……この俺様を誘惑するなんて1000年早いんだよ。





正直……全く可愛くもドキドキもしたりしない。




この女より捺海の方がー……






っとか無意識に考えてしまう俺は依存しかけているんだろーか。







「……なんでもねー。それより何か頼めよ」






俺は、そう女に指図し女がオーダーを考えている間に麗子のことを考えていた。






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