同居人はNo.1ホストー3ー完
「えっ、ちょっ……!捺海ちゃん!?」
あたしは、電話を切り携帯を握り締めたまま
ソファーに身を投げる。
ドサッ……
「尚希……アンタは何を考えてるの」
あたしは、今にも泣きそうな感情を押し殺すために顔をソファーに押し付けた。
「……っ…なんでよ……」
けど……それでも、どんなことがあってもあたしはアンタを信じるよ?
だって、好きだから。どんなことがあっても信じたい。
きっと、あのニュースも何か理由があるからに違いない。
そうだ……きっとそうだよ。
あたしは、今にも折れそうな自分にそう言い聞かせ涙を我慢していた。