同居人はNo.1ホストー3ー完
最高の初デートは遊園地
「ねぇ…………ここって……」
楽しそうに騒ぎながら駆け回る小さい子供達。
クレープを食べながら楽しそうに会話をしている女の子達。
ラブラブな雰囲気で手を繋ぐカップル達……
そしてー……
《キャーーーッッ………!!!!》
叫び声を出す人達。
「あ゛?
見て分かんねぇーのかよ。
遊園地だよ遊園地。
お前、馬鹿か。」
尚希は、腕を組みながら言った。
ムカッ……
じゃなくって……!!
今は、そんなのどうでも良い。
あたしが、聞きたいのはー……
「何故、遊園地!?」
そう……何故か今あたし達…………
遊園地におります。
今朝、いきなり尚希が出かけると言い出して付いて来たら遊園地に到着。
みなさん、分かります??
コイツが、何をしたいのか。
彼女のあたしには、彼氏の考えていることが、さっぱり分かりません。
「んなの決まってんだろ。
デートだよデート。」
あーー……何だデートか~!!
そっか~あたし、尚希とデートなんだぁ~
って……
「ハアァァァァァァ!!!!????」
騒がしい遊園地にあたしの大きな叫び声が響き渡る。
「うせっーな。
何驚いてんだよ。」
何、驚いてんだよって……
驚くに決まってんでしょうがっっ!!!!
だっ、だって……!!