同居人はNo.1ホストー3ー完








だから、捺海がここに来たとき屋敷にいる使用人にバレないよう急いで部屋に入った。






クソ……捺海が、出て行ったのを見られたか。






そんなことを心で思ってるが、顔には出さないよう振る舞う。






「さぁ……しらね。



て言うか、何しに来たんだよ」







俺は、手に持っていたジュエリーが入った箱を麗子にバレないよう素早く後ろに隠した。







「そう……まぁ、いいわ。


尚希さん、相変わらず冷たいですねーわたし、凄く悲しいです」






そう言って麗子は、悲しそうな表情をして俺の腕に絡めてくる。





うざ……作り顔なんてこの俺には、通用しねーよ。






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