同居人はNo.1ホストー3ー完
集まって飯を食うのも、パーティーも、面倒くせーし婚約の存在も面倒。この書類も面倒。
この家は何もかもが、面倒だ。
息が、詰まる……
そんな感覚は、スゲー久しぶりな気がした。
「尚希さん、今夜のディナー楽しみにしてますね♪
その時は、わたし達の新婚生活について話ましょう?
それじゃ、また後で」
俺……やって行けるかな。
正直、麗子と上手くやっていく自信がない。それに俺、アイツ嫌いだし。
俺が、望み描いていた新婚生活はーー
捺海と俺がいて……いつか、二人の間に生まれる子供。
三人で、手を繋いで共に生きること。