同居人はNo.1ホストー3ー完
「いや~しかし、見ない内に随分と尚希くんは、いい男になりましたね(笑)」
「そんなことないですよ。和司さんには、負けます」
「ハハッ、尚希は私に似たんだろうな。麗子さんこそお母さんに似て美しくなった」
「フフッ、もう冗談がお上手ですね」
……意味わかんねー。なに、お互い誉めあってんだよ。
そう思いながらも麗子の親に気が、触らないよう作り笑いをする。
今夜は、互いの今後の将来について話すため店を貸し切りにしたらしい。
家では、見せないような笑顔を浮かべ麗子の父親と話す親父。
相変わらず、人前ではニコニコと気品を出しお嬢様ぶる麗子。