同居人はNo.1ホストー3ー完
「アイツ……今頃、泣いてんかな」
そうポツリと呟き捺海のことを考える。
思ったんだけど俺、今日一日ずっとアイツのことばっか考えてるよな。
どんだけ惚れてんだよ。俺はっ……
自分でも、そう思うくらい恥ずかしくなってしまった。
するとー……
「あ、いた!尚希さん。
もう、せっかく大事なお話してたのに…いきなり席を立つなんてー」
背後で麗子の声がしたと思ったら気づけば、俺の腕には麗子の細長い腕が絡めていた。
「ねぇ、尚希さん。さっきのお話のことだけど……お試しに今日、尚希さんの屋敷に泊まりたいなぁ。
ねっ、いいでしょ?一日くらい」