同居人はNo.1ホストー3ー完
あの日……母親と久しぶりに会って俺は、母親の変わり果てた姿を見て息を飲んだ。
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屋敷に戻った俺は、もう何年も会っていない母親の元へと向かった。
「……尚希?尚希なのね?
久しぶりね、さぁここへ座りなさい」
ドアの直ぐ近くで立ち尽くす俺に母親は、そう言ってベッドの横にある椅子に手を伸ばす。
夕暮れの薄暗さで、ベッドに横になる母親の顔は見えなかった。が、椅子に座り顔を上げると
俺は硬直してしまった。
「っ…………」
「……久しぶりね」