同居人はNo.1ホストー3ー完
「でも、他の奴は違げぇーかもしれねぇーな。
俺だってオシャレして来られたら正直に言えば嫌じゃねぇーよ。
まっ、次のデートですれば良いだろ。」
「次か……そうだよね。」
よーしっ!!
こうなったら次のデートで目一杯オシャレしてやるんだから!!
覚悟してよね!!
そう心の中で燃え上がっているとー……
「あっ、そう言えば……お前……
俺様が、プレゼントした服まだ1回も着てねぇーよな?」
そうなんです。
実は、前に尚希から貰ったプレゼントの服まだ着てないんです。
理由は……まぁ、聞かないでください。
「そ、そうだね。」
「まさか……なくしたなんてことは、ないよな。」
「なくす訳ないじゃん!!
汚さないようにって思ってクローゼットにちゃんと閉まったんだから!!」
思わず大声で言ってしまった自分。
あっ…………
気付いた時には……遅かったです。
段々と顔が熱くなるのが自分でも分かる。
そんなあたしを見た尚希はー……
「へぇー………汚さないように……ねぇ…………」
口元を釣り上げながら、まじまじとあたしの顔を見た。
なっ、何てことを言ったんだ!!
あたしっ!!
プレゼントが、嬉しくって汚さないように大事に閉まっておいたとか……
中学生かっ!!
っと心の中でツッコム自分。