同居人はNo.1ホストー3ー完
……そう言えば、アイツどこかフラフラ行ってたな。
道に迷ったとか言ってたからきっと、道に迷ってる途中、母親の部屋に入ったんだろう。
「あの子、本当にいい子ね。
それに尚希のこと嬉しそうに話しちゃって(笑)」
母親は、クスッと笑い捺海のことを話す。
「俺……アイツと出逢って分かったんだ。
今なら分かる。アンタが言った言葉の意味……」
昔は、母親のことを様で読んでいたがもう何年も経っていて母親のことを母さんとかおふくろと呼ぶのが何だか恥ずかしかった。
自分のことをそう呼ばずアンタと呼ばれ切なそうな顔をした母親 。