同居人はNo.1ホストー3ー完
「俺……アイツと別れた」
「え……?」
「捺海と数日前に別れた。
俺は……麗子と婚約する」
母親は、目を大きく開き俺を見つめた。
「本当にそれでいいの?尚希。
捺海さんのこと好きなんじゃないの?」
…………好きだ。
どうしようもないくらい……言葉だけじゃ足りないくらい。
アイツをー……捺海を愛してる。
「俺が、家を出て行く数日前にアンタ言ったよな?
自分が大切に思う人を大切にし最後まで守れって。俺は……アイツのために別れを決めた。
アイツをちゃんと守ってやりたいし大切にしてやりたい」