同居人はNo.1ホストー3ー完















なんとか、この雰囲気を壊さなくては!!









「いっ、行くよ!!」



 




顔を赤くしながら尚希の手を取り歩き出した。









歩いていると、ある乗り物に目が入った。








「こっ、コレに乗るよ!!」








それは、遊園地の代表とも言える……








ジェットコースター。








あたしは、ジェットコースターに指を指して乗り込んだ。







あぁぁぁぁぁぁ………!!







もう、早く忘れたいよっ!!










「なぁ……捺海……」








「だから、さっきのは忘れてよ!」






「違ぇーよ。


この乗り物……何?」







ハッ……?







尚希の言葉で、さっきのことなど綺麗さっぱり忘れてしまうぐらいに疑った。








「えっ……ジェットコースター知らないの?」







あたしは、そう聞いて尚希をまじまじと見た。









「ジェットコースター……



聞いたことはあるが、初めて乗るな。」









そう言って興味深そうに辺りを見渡した。









あっ、そっか……






コイツって……





財閥グループの跡取り息子なんだよね。





 

それを思い出したら何だか、寂しく感じた。






そう言えば……あたしも久しぶりだよね。





遊園地。








確か最後に来たのって……



ママが生きてた頃だよね。






ってことは……5年ぶりか。








すると、アナンスが鳴り響いてジェットコースターが動き始めた。








実は、今あたし………






凄いワクワクしています!!







だって、ジェットコースターだよ!?






あのスリムが堪らないんだよね!
















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