同居人はNo.1ホストー3ー完
ヤバい……なんか、あたし……とんでもない所に踏み込んで来たかもしれない。
もう逃げられないって分かってるけど、もし出来るのなら今すぐ帰りたい……!
そんなことを思っていると、黒いスーツを着た男がお酒を勧めてきた。
「よろしければ、お飲みになりますか?
こちらは、小野原財閥のぶどう園から採った新作のワインです」
「あ、えっと……あたし、お酒はちょっと」
そう言って断ろうとすると、男は違うのを勧めてきた。
「お酒は、飲まれないのですね。なら、こちらはどうですか?
こちらは、ノンアルコールで飲みやすく女性に人気ですよ」