同居人はNo.1ホストー3ー完
「なんなんですか、アナタ。
いきなり、割り込んできて」
眼鏡野郎は、そう言って割り込んできた男を睨みつけた。
眼鏡野郎にとっては、邪魔者かもしれないけどあたしにとっては救世主。
この男のおかげで、なんとか話は避けられた。
「あぁ……失礼。
俺も、この女性を狙っていたんですよ。
このパーティー会場に美しい女性が、来てると聞いたので……つい。
この後のダンスの相手を捕られてしまう前に跡を付けておこうと……」
おいおい。人を狩りに狙われる動物のように言うな。
あたしは、お前らの獲物じゃないっつーの。