同居人はNo.1ホストー3ー完
そんなことを思いながらも、表情には出さずニッコリと微笑むあたし。
「そんなことありませんよ。心配してくれて、ありがとうございます」
麗子さんは、今回のパーティーの主役らしい華やかな格好をし執事らしき男を連れていた。
相変わらず……いいお嬢様ぶってニコニコしている麗子さん。
本当は、ここで一発言ってやりたいが我慢しよう。
「この様な、素敵なパーティーに招待していただきありがとうございます」
あたしは、麗子さんに軽くお辞儀をしてお礼を言う。
「麗子さん。この女性とお知り合いなんですか? 」
さっきまで、言い争いをしていた男達の一人が、そんな質問をしてきた。