同居人はNo.1ホストー3ー完
わたしには、そんな仕組みなんて分からないし興味もない。
「このお方が将来、麗子と結婚する婚約者。尚希くんだ」
「小野原 尚希です。よろしくお願いします」
綺麗な瞳にサラサラな黒髪。幼いけど整った顔立ち。
わたしより年下の子供のくせに、どこか大人で
……子供らしさがない。
婚約者とか将来の相手を決められているなんて、そんなのあたしには分からないし興味なんてない。
けど、これだけは分かる。
「よろしくね、尚希くん」
この男の子のことをもっと知りたい……
アナタを見て、わたしはそう思ってしまったの。