同居人はNo.1ホストー3ー完
それから、何年か過ぎてーーーー
「尚希くん、どっちのドレスがいいと思う?
お友達にパーティーに招待されているんだけど、どれがいいか迷ってて……」
あたしは、メイドに何着かのドレスを持たせ尚希くんの部屋にいた。
「……どっちでも、いいんじゃないですか?
麗子ちゃんなら何でも似合うと思うよ」
尚希くんは、そう言ってあたしから難しそうな本へと目線を変えた。
「もう、それじゃダメなの!
わたしは、尚希くんの意見が聞きたいの」
頬を膨らまし拗ねると尚希くんは、ハァーとため息を漏らす。