同居人はNo.1ホストー3ー完
さすが親子なだけあって顔そっくり。同じ顔が二つ……ヤバ、なんか……気持ち悪くなってきた。
「あなたみたいな庶民が、何故このパーティーに来ているの?
このパーティーは、おふざけじゃないの。娘と尚希さんの将来がかかっている重大なパーティーなのよ」
説教をする麗子さんの親子に、あたしは真っ直ぐな目を向けた。
「あたしは……尚希の彼女です。なので、誘惑しようとしたわけじゃありません。
それに、自分にはここが場違いだと分かっています。けど、あたしはー…………尚希ともう一度やり直すために来たんです」
分かってる、分かってるよそんなこと。