同居人はNo.1ホストー3ー完
そう言って興奮している尚希を落ち着かせようと接するあたし。
「うっせぇ!!
この俺様を脅したような奴は、俺様がここを潰して日本にいられなくしてやる!!」
キャーーーッッ!!
何て恐ろしいことを言うんだ!!
やっぱり、金持ちの言うことは恐ろしい……!!
尚希は、そう叫んで幽霊屋敷に行こうとする。
だけど、そんなの認める訳がないあたしは、幽霊屋敷に向かおうとしている尚希の腕を引っ張った。
どうどう……!!尚希っ!!
「驚かされたぐらいで言い過ぎだよ!!
やーめぇーなってばぁ……!!」
叫んで尚希の腕を一生懸命に引っ張る。
初デートだと言うのに何ともムードのない終わりを迎えたあたし達。
あたしの初デートは、甘いデートではなく……
大変な1日となった。
そして、あの後どうなったかと言うとー……
一発殴って興奮している尚希を止めました。
そして、尚希を説得させマンションに無事帰った。
まぁ……
色々あったけど、結構楽しかったかも……
今まで、デートして来た中で今回のデートが一番楽く感じたし自分らしくいられたように感じた。
ありがとう……尚希……