同居人はNo.1ホストー3ー完
「捺海は、長い方が似合う。
俺様が、言うんだから間違いない。
だから、伸ばせよ……」
そう言って、あたしの髪を優しく触る尚希。
ドキッ……
尚希の動く指や声や髪を優しく触る仕草にドキドキしてしまう。
今まで、全然気にしてなかったけど……
あたしは、尚希の顔をジッと見た。
出会った頃より少しだけ伸びた髪は、動く度にシャンプーの香りがほんのりと香る。
あたしの髪を優しく触る指が、たまに自分の首に当たってじんわりと熱くなる。
あたしを見つめている瞳や柔らかそうな赤い唇……
出会った時より色っぽくなっていって……前より一段とカッコよくなっている。
ドキドキ………
あぁ、やばいよ……凄くドキドキしてる。
いつまでも、尚希とこうしていたい……
「………その顔、反則だろ。」
「………んっ…………/////////」
尚希は、そう言ってあたしにキスをした。
可笑しい……あたし何か可笑しい……
今まで、全然思ったことなんてなかったのに。
何で……もっとして欲しい何て思うんだろう……
もっとキスをして欲しい……
もっと強く抱き締めて欲しい………
「尚…希………////////」