同居人はNo.1ホストー3ー完
そんなあたしの反応とは真逆に尚希は、
口元を釣り上げて腕を組んであたしを見下ろした。
「フンッ、それは無理だな。
お前のあのエロい声や、感じてたあの顔は俺様の脳の中に永久保存してあるんだ。」
「何、永久保存ってっ!!
この……変態っ!!」
変態変態変態ドスケベドスケベ!!!!
「お前、馬鹿か。
男はな、みんな変態なんだよ。」
そうだとしても、アンタ以上の変態はいねぇーわっ!!
っと心の中で一人ツッコミをする自分。
「アンタが、一番変態だわっ!!」
「そりゃーどうも。」
って、誉めてねぇーーよっ!!
「誰も誉めてないわっ!!」
誉めたんじゃなくって悪口を言ったんだからねっ!?
ちゃんと分かってます!?
「そんなに、変態よばりするんなら……
もう、お前に触れねぇーぞ。」
「フンッ、別に良いし。」
そう言って、そっぽを向くあたし。
「良いんだな、お前に触れないってことは抱いたりもしないしキスもしないんだぞ?」
「良いって言ってんじゃん!!
あたしは、アンタみたいに変態じゃないしっ!!」
フンッ、あたしをアンタと一緒にしないで欲しいね。
あたしは、アンタみたいに変態じゃないですから。