同居人はNo.1ホストー3ー完
コソッ……
あたしは、ある店の中をこっそりと覗いている。
まぁ、偵察みたいなものかな。
よく、刑事ドラマであるじゃん。
犯人を待ち伏せをするってシーン。
まぁ、それに似たようなもの。
クソッ、全然来ねーな………
あたしは、周りの視線を気にせずに店の中を覗き続ける。
するとー……
トントン……
誰かが、あたしの肩を叩いた。
ったく、今あたしは暇じゃないんだから近づかないでよ。
面倒だから無視無視。
そう思って、また改めて店の中を覗くのに集中するあたし。
だけどー……
トントン……
まだ、肩を叩くしつこい奴。
「あたし、今お取り込み中なんで邪魔しないでください。」
そう言って店の中を覗きながら肩に置かれている手を払う。
まだ、来ないのー??
もう、そろそろ来ても良い時間なのに。
あまりにの遅さにイライラする自分。
そんな、あたしのイライラを知らない後ろの奴は……
トントン……
………イラッ……
いい加減、さすがのあたしもイラッと来てしまった。
あーーーーっもうっっ!!
しつこいなぁぁーーー!!!!