同居人はNo.1ホストー3ー完
~~~♪♪♪~~~
どこからか、明るい音楽が聞こえて来る。
「んっ………」
重く感じる瞼を開けるとー………
「アレ……寝ちゃったんだ……」
あたしは、重く感じる瞼をこすりながら起き上がった。
…………んっ……?
テーブルの上を見ると携帯のランプがピカピカと光っていた。
それを見た瞬間、あたしは素早く携帯を見た。
ランプが付いているのを見て尚希からの連絡が来たんだと思った。
「………………………」
だけど、あたしの期待は大きく外れていた。
「何だよ……徹夜か……」
身構えていた肩が、一気に落ちる。
ハァー……期待して損した……
それから……待っても……待っても……
いくら待ってもアイツからの連絡はなかった。
電話しても出なかった。
「何なの……馬鹿尚希……」
そう言って、ソファーに倒れ込むあたし。
何で……何にも連絡してこないの……?
何だか、素直になろうと思っていた自分が馬鹿らしく思えて仕方がない。