同居人はNo.1ホストー3ー完
ここら辺の女みたいに馬鹿デカい金出して男共に癒やされるために来る女とは違うんだよっ!!
っと心の中で、あたしの悪魔が愚痴っている。
「昨日?
昨日はー……」
尚希が、白状をしようとしたその瞬間ー……
ギュッ……!!
(なーぉきっ!!)
二人きりだった空間は、女によって一瞬にして壊された。
女は、派手な服を着て尚希の隣に座り腕を触る。
「何だよ、いきなり。」
そんな光景を見たあたしは、当然……
何なの??
この女………
人が、話ているのに許可もなく堂々と入って来るとか……
何様だよ!!
この、女っ!!!!
イラッと来ました。
クソッ、せっかくアイツが白状しようとしてたのに……
邪魔しやがって!!
大体ー……
(アレー?
見ない顔だねぇー?)
何とも甘ったるい声で質問する女。
「初めての指名なんです。」
ニコッ……
あたしは、平常心に振る舞ってニッコリと微笑んだ。
(ヘェーそうなんだぁー
でっ、尚希~
今度、また行こうよー
ねぇ?良いでしょ?)
自分から聞いて来たのに、そっけなく返事をする女。