同居人はNo.1ホストー3ー完
女は、さっきよりも甘えた声を出して尚希の体に触れた。
ってか、この女……
尚希の腕に自分の胸押し付けてるし。
どんだけ自信あるんですか?
って思うぐらい。
尚希を見ると、特に気にしていないような様子。
フーン……やっぱNo.1ホストは、このぐらいじゃ効かないんだ。
あたしは、そう思いながらウーロン茶を飲む。
あー……何か……モヤモヤする。
何故か、気持ちがモヤモヤとする自分。
だけど、何でそうなるのかが分からない。
そうなことを思っているとー……
(尚希、本当に上手だったなぁ~
昨日は、久しぶりに尚希と出来て嬉しかったぁ~♪)
そんな女の言葉に、あたしの動きがピクリと止まる。
ハッ………?
今、何て言った?
この女……………
動きが、止まったあたしを運悪く女が気付いた。
(アレー
どうしたのぉ??)
「あっ、いえ…何でも……(笑)」
あたしは、引きつった頬を無理やりに笑った。
コイツ……まさか……この女とヤッたとか??
そう想った瞬間、自分でも分かるぐらいの動揺をしていた。